都電跡を歩く――東京の歴史が見えてくる
タイトルに惹かれて借りた一冊、「都電跡を歩く――東京の歴史が見えてくる」。
今は1系統のみの都電ですが、全盛期の頃は大げさに言えばあちこちに線路があった。
借りる前は勝手に、当時の面影が残っているところ、遺構などのガイドブック的な本かな・・・と、想像していたのですがチョット予想が外れてしまいました。
馬車鉄道に始まり、地下鉄やバスに取って代わられた路面電車の歴史は、明治・大正・昭和と大きな変貌を遂げていった東京の街をみごとに映し出す。本書は、都電史をたどるだけでなく、その形成に関わった他の鉄道、道路、都市計画、産業などにわたって、いくつもの興味深い話を教えてくれる。そこから垣間見えてくるのは、東京の発展や復興に賭ける、先人たちの熱意と執念に他ならない。
written by HatenaSync